グアテマラの位置、産業、人口、宗教、気候、国旗
グアテマラって聞いたことはありますか?「グアテマラってどこ?」という日本人も多くいるのです。最近ではだいぶ認知度が上がってきているようですがまだまだ情報発信不足のような気がします。
グアテマラは中央アメリカにあるラテンアメリカの国の一つです。位置的にはアメリカの南にメキシコがあってその次、北米と南米の間のくびれた部分といえばだいたい位置がわかっていただけるかと思います。
日本人になじみ深いものにはコーヒー豆ですがバナナや砂糖やゴマ、民芸品も多く輸出しています。
人口は1700万人程度で人種は主にスペイン系と先住民の混血のメスチソと先住民でほとんど占められています。在留邦人は約400人と少なめです。
宗教はカトリック教徒とプロテスタントが多いです。先住民の中には土着宗教もあります。エホバの証人の方もいます。
首都はグアテマラシティーで国際空港もこのグアテマラシティーに到着します。アンティグア市は以前の首都でしたが大地震によって建物が崩れ、今現在のグアテマラシティーに首都機能は移転しています。この当時のコロニアル風の建物や廃墟が残り世界遺産にも指定されました。
グアテマラの気候ですが年間を通して常夏です。緯度的には赤道に近くハワイよりも南、フィリピンとほとんど同緯度となります。1年中暑いのではと思われる方が多いのですが、標高の高い都市が多く一年中20度前後の気温の所が多いです。例えば太平洋側やティカル遺跡(TIKAL)のあるペテン県(PETEN)では低地となり1年中30度以上の気候ですがグアテマラシティー(CIUDAD GUATEMALA)、アンティグア(ANTIGUA GUATEMALA)、パナハッチェル(PANAJACHEL)などは標高1500m程度で低地より約9度くらい低くなります。更にシェラ(XELA)や、ウエウエテナンゴ(HUEHUETENANGO)、サンマルコス(SAN MARCOS)は2300m以上となりさらに低くなります。また5月から10月ごろまでの雨季と11月から4月頃までの乾季があります。雨季は午後3時頃に数時間降る程度の雨が多く午前中は快晴の場合が多いので、あまり旅行に影響はないかと思います。逆に緑が多く空気も澄んでいる気がします。唯一気をつけなければならないのはハリケーンで雨季の時期に通過する場合が多いです。その際は数日にわたって移動などが難しくなる場合があります。
グアテマラの国旗は太平洋と大西洋の二つの海に挟まれた平和の白い土地を表しているそうです。真ん中には国鳥のケツアルが描かれています。
気になる治安に関して
グアテマラと聞くと治安が悪いというイメージがある方も多いかとは思います。中南米の国なので確かに殺人、強盗件数が多かったりしています。ただ在住者の感覚として最近は比較的旅行者で犯罪に合う方も少なくなってきている感じがします。犯罪に巻き込まれないために夜は出歩かない、大金を持たない、バスの中で寝ないなど各自できることしていくことが大事なのかなと思います。少なくとも最近ニュースでホンジュラスからグアテマラ、メキシコを通ってアメリカを目指すというキャラバン隊で治安が悪化しているというのは、グアテマラでは当てはまらないです。アンティグアではそんなの見たことはありません。
グアテマラシティ
グアテマラ国内旅行概要
グアテマラの観光資源はアンティグア、ティカル(TIKAL)、キリグア遺跡(QUIRIGUA)の3つの世界遺産や大自然、先住民の文化や習慣の体験、マヤ遺跡、スペイン語の習得など様々な分野にわたって存在しています。
グアテマラのペテン県にある世界遺産のティカル遺跡!
グアテマラのソロラ県にあるアティトラン湖。湖畔にはいくつもの先 住民の村があり、それぞれ民族衣装が異なる。
グアテマラのイサバル県にあるサンフェリペ城塞。イサバル湖の入り口に昔の検問所としてある。中には牢屋や大砲などがある。
グアテマラのペテン県にある世界遺産のティカル遺跡!
ティカル遺跡
セムクチャンペイの水棚
世界遺産
グアテマラの世界遺産には文化遺産として2か所1979年にアンティグア・グアテマラと1981年にキリグアの遺跡公園と遺跡群が登録され複合遺産として1979年にティカル国立公園が登録されています。
大自然
グアテマラの国土は太平洋とカリブ海に挟まれ、波の荒い太平洋側ではサーフィン、波の緩やかなカリブ海ではのんびりビーチで過ごすことができます。
また内陸は中米最高峰の4200m級の山があるほどの山岳地帯で火山が多く今でも活発に活動しています。
北部のティカル遺跡のあるペテン県(PETEN)では熱帯雨林地域に属していてジャングルなどがあるプーマなどの野生の動物や、まだ名前もない小動物、昆虫などが生息しています。
中部のアルタベラパス県(ALTA VERAPAZ)ではセムックチャンペイ(SEMUC CHAMPEI)というエメラルドグリーンの水棚や洞窟などがありツアーなども催行されています。
同じ中部のバッハベラパス県(BAJA VERAPAZ)ではグアテマラの国鳥で幻の鳥といわれているケッツアル(QUETZAL)が生息している地域でもあります。
西部のソロラ県(SOLOLA)にはアティトラン湖(LAGO ATITLAN)という「世界で一番美しい」と呼ばれています。
アンティグア(ANTIGUA)のあるサカテペケス県(SACATEPEQUEZ)ではフエゴ火山(VOLCAN FUEGO)が活発に活動していてその隣のアカテナンゴ火山(VOLCAN ACATENANGO)から噴火しているのを見るというかなり危険なツアーも旅行代理店によって催行しています。
ケツアルテナンゴの周辺の街の中学校の許可を得て写真を取らしてもらいました。皆さん明るく人懐っこかったです。ほとんど民族衣装を着ています
ソロラ県のサンアントニオパロポという村に崖を降りている途中に声をかけました。快く写真を撮らせてくれました。手には農作業用の長めのナタを持っています。
ソロラ県の湖畔の街の市場にて先住民の女性が写真をとらしてくれましたが恥ずかしがっての笑顔です。
ケツアルテナンゴの周辺の街の中学校の許可を得て写真を取らしてもらいました。皆さん明るく人懐っこかったです。ほとんど民族衣装を着ています
先住民の文化や習慣の体験
グアテマラの公用語にはスペイン語の他に20以上もの先住民の言語があり、それぞれの地域で異なる言語がいまだに話されています。小学校の授業でも第2外国語としてマヤ系言語を習得するほどです。先住民人口の割合は約4割くらいと言われています。
グアテマラの先住民の特徴は、それぞれの民族で衣装の色、模様、などが異なるということです。この民族衣装は上着のウイピルと巻きスカートのコルテで構成されていて、男性は派手なシャツとズボンタイプのものもあります。
先住民の食事の基本はトウモロコシで、トルティージャのように10cm程度の円状にして焼いたものやタマルのようにペースト状のものをバナナの葉に包んで蒸したもの、アトルという温かい飲み物と様々です。
マヤ遺跡
世界遺産のティカル遺跡、キリグア遺跡が有名ですがほかにもウエウエテナンゴ(HUEHUETENANGO)のサクレウ遺跡(SACULEU)、テクパン(TECPAN)にあるイシムチェ遺跡(IXIMUCHE)、グアテマラシティにあるカミナルフユ遺跡(KAMINALJUYU)、ポコマム族(POCOMAM)の首都だったミシュコビエッホ遺跡(MIXCO VIEJO)、ティカル遺跡周辺ではヤシャ遺跡(YAXHA)、アグアテカ遺跡(AGUATECA)、セイバル遺跡(CEIBAL)、巨石文化のあるタカリクアバフ遺跡(TAKALIK ABAJ)などがあります。
各観光地の見所とアクセス
グアテマラ国内の主な観光地は下の地図のようにグアテマラシティーを中心として各地に分布しており、グアテマラシティーから約45分の距離にあるアンティグアから各地にシャトルバスなどが運行されています。それぞれの地名をクリックをするとアクセス方法や見所などの説明があります。
ランキン
キリグア遺跡
コパン遺跡
サンサルバドル
モンテリコ
アンティグア
サンクリストバルデラスカサス
ホヤデセレン遺跡
パレンケ遺跡
ティカル遺跡(拠点の街はフローレス島)
1979年に世界遺産登録されたティカル遺跡はグアテマラの熱帯雨林の中にありピラミッド群が16平方kmの中に点在しています。遺跡内の中央広場には1号神殿と2号神殿とアクロポリスなどがあり、その先の4号神殿は高さ70mもあり木の階段で上まで登ることがでジャングルの壮大な景色が見ることができます。最近では野生のジャガーがフローレス島から遺跡までに行く道で撮影されたとことで話題になっています。
入場料は外国人Q150、昼間時間帯(06:00から18:00)、早朝、夜間(04:00から06:00と18:00から20:00)の時間帯がQ100が入場料となります。ティカル遺跡内のホテルや旅行代理店が出している早朝の日の出ツアーがお勧めです。
フローレス島はティカル遺跡の他ヤシャ遺跡、ミラドール遺跡、メキシコのパレンケ遺跡などに行くための拠点となる街です。フローレスに隣接したサンタエレナという街にはバスターミナルや市場などがあります。ほとんどのバスはこのサンタエレナの街に到着します。
アクセス方法
フローレス空港近くのフローレスの街から旅行代理店がシャトルバスやツアーを催行しているので参加すると便利です。フローレスからティカル遺跡まで約1時間です。
アンティグアからはグアテマラシティ行きのシャトルバスとグアテマラシティからフローレスまでの長距離バスがセットになったチケットが売られているのでこれを利用すると便利です。アンティグアからグアテマラシティまで1時間、グアテマラシティからフローレスまで約8時間となります。アンティグアからのシャトルバスはグアテマラシティのバスターミナルで降ろしてくれるので、グアテマラシティで移動する必要はないので安心です。また、夜行便がありますので宿泊代を浮かすこともできます。
フローレスからグアテマラシティはフエンテデノルテ社、リネアドラダ社など昼間便、夜行便など運行しています。
ベリーズからはリネアドラダ社が国際バスを運行しています。もしくはベリーズシティからメルチョルデメンコスという国境まで国内バスで国境を自力で渡りまたフローレス行きの国内バスに乗り換える方法もあります。この場合グアテマラ側はフエンテデノルテ社などがあります。国境からフローレスまで約70kmの道のりとなります。
メキシコの世界遺産のパレンケ遺跡からはフローレス行きのシャトルバスがあります。メキシコ側とグアテマラ側で車両が変わります。この国境は船で通過することになります。
セムク・チャンペイ (拠点の街はランキン)
セムクチャンペイはエメラルドグリーンのカアボン川の上に橋をかけたように巨大な石灰岩が落ち、またその上に湧水や川の水が流れることによって段々畑の様な水棚が形成されたものです。この巨大な石灰岩部分は上流部分から下流部分まで脇にある遊歩道を歩いて20分はかかるほど大きなもので水棚ひとつひとつが天然のプールを形成しています。水棚の上流部分はその先から流れてくるカアボン川の水がこの石灰岩の下に落ち込む所が迫力があり同時に危険な所でもあります。またセムクチャンペイが全望できる展望台もあるので遊歩道を必ず登ってみてください。(登り30分程度です)また、この水棚の下流付近にはカンバ洞窟というろうそくを持って泳いで探検ができる危険なツアーができる洞窟もあります。またカアボン川でのチュービングや鉄橋や空中ブランコからの川への飛び込みなどできるアトラクションもあります。最近では3軒ほどホテルがあり宿泊して歩いていけるようになりました。
アクセス
セムクチャンペイの水棚がある所まで悪路で45分という所にランキンという街があります。ランキンの街には電気、水道がありちょっとした街が形成されています。ホテルも食堂もあります。アンティグアからのシャトルバスはほとんどランキン行きで所要6時間となります。ここでセムクチャンペイ行きの送迎を探すのですが、セムクチャンペイにあるホテルがお客様向けに無料で往復送迎を出しています。(必ず無料かどうか確認してください)もしくはランキンに宿泊される方は往復送迎付きのセムクチャンペイ日帰りツアーがあり洞窟探検などがセットになったものもあります。ランキンにもランキン洞窟があり鍾乳洞などが見ることができたりエメラルドグリーンのランキン川でチュービングなどができます。
シャトルバスはアンティグア-ランキン-フローレスという区間を運行しています。もちろんローカルバスもあり、グアテマラシティからですとモンハブランカ社というバスがアルタベラパス県のコバンまでそこから乗り換えでランキン行きが出ています。フローレスからはサヤクチェまで行きそのあとコバン行きに乗ることになります。できるだけ夜の到着は避けて昼間に到着するようにしましょう。
アティトラン湖 (拠点の街はパナハッチェル)
アンティトラン湖は「世界で一番美しい湖」と言われている由縁は湖の美しさだけではなく湖畔に住む先住民の民族衣装の美しさや文化なども含めてのことだと思います。アティトラン湖で一番有名な街はパナハッチェルでホテル、レストラン、民芸品屋などが並びます。湖畔にはいろんな種類の民族衣装を着たいろいろな先住民が生活していますので多くの村々を見て周ることが興味深いことかと思います。
各村々の特色とアクセス
パナハッチェル・・・パナハッチェルの中心部分からサンタンデル通りが湖に向かって通っており、ホテル、レストランや民芸品屋などが並んでいます。卸業者なども数多くあり海外から買い付けに来られる方もいます。近くにはアティトラン自然保護区がありグアテマラに生息するチョウなどが飼育されています。アンティグアからはシャトルバスが05:30,08:00、12:00と16:00発で所要2時間半となります。
サンペドロ ラ ラグーナ・・・サンペドロ火山の麓にあり湖の船着き場からホテルやレストランなどが並ぶ小さな村です。グアテマラ人の中では外国人ヒッピーの街と言われています。アンティグアからはシャトルバスが08:00と14:00所要3時間で運行されています。またアンティグアからパナハッチェルまでシャトルバスでパナハッチェルから高速ボートが運行されています。所要時間30分となります。
サンチアゴ アティトラン・・・湖畔で最大規模の村でもありマシモンという土着宗教でも有名な街です。民族衣装のウイピルの刺繍が美しいことでも有名で船着き場に到着すると数人の先住民のおばさんが写真撮ってと近づいてきます。パナハッチェルからは高速ボートで30分かかります。またローカルバスがパナハッチェル発サンルーカストリマン経由で毎時1本運行されています。またグアテマラシティーからは太平洋側の国道にあるコカレス経由でバスが運行されています。
サンタカタリーナ パロポ・・・パナハッチェルの隣町でもあり女性の民族衣装が青と紫系統でできていて大変美しいです。パナハッチェルからはトラックの荷台に乗るタイプのピックアップバスが運行されています。いっぱいになると出発します。湖畔から温泉が出る所があることでも有名です。。
サンファン ラ ラグーナ・・・先住民が素朴でゴミが少なく街がきれいことで有名です。パナハッチェルから各駅停車の高速ボートで途中下車するか、サンペドロラグーナからピックアップバスを利用することなります。アンティグアからはサンペドロララグナ行きのシャトルバスに乗り途中下車となります。
サンパブロ ラ ラグーナ・・・マゲイ(竜舌蘭)の栽培で有名な街で縄やマゲイで織った鞄やハンモックなどを作って生計を立てている方が多いです。パナハッチェルから各駅停車の高速ボートで途中下車するか、サンペドロラグーナからピックアップバスを利用するかとなります。アンティグアからはサンペドロララグナ行きのシャトルバスに乗り途中下車となります。
サンマルコス ラ ラグーナ・・・ヨガや気功など好きな外国人が集まる環境がある街です。パナハッチェルから各駅停車の高速ボートで途中下車するか、サンペドロラグーナからピックアップバスを利用するかとなります。アンティグアからはサンペドロララグナ行きのシャトルバスに乗り途中下車となります。
チチカステナンゴ
チチカステナンゴは木曜日と日曜日の開催される市(いち)が有名です。生活品や食料品だけでなく民芸品なども各地の村々から先住民の方々が売りに来て大変賑わいます。マヤの聖典のポポルブフが発見された場所として有名なサントトマス教会では祈祷師による宗教儀式が見ることができる場合があります。近くのパスクアルアバフの丘もいけにえの儀式が見ることができるかもしれないので見学してください。
また、カラフルな織物の古着も安く販売しているので布好きにはたまらないでしょう。アンティグア行きのシャトルバスが出発した後の14時以降がかなり安くなるのでチチカステナンゴに宿泊される方やもう少し遅く出る方にはお勧めです。
アクセス
シャトルバスはほとんど市の日の木曜日と日曜日でアンティグア7時出発で所要時間2時間半とパナハッチェルの午前発の便が所要時間1時間があります。帰りはチチカステナンゴ14時出発の便がアンティグア行きとパナハッチェル行きがあります。
グアテマラシティなど主要都市からはからはローカルバスでサンタクルスデルキチェ行きに乗り手前で降りることになります。
市の日以外のアクセスはアンティグアからはチマルテナンゴで乗り換えてサンタクルスデルキチェ行きに乗ることになります。
リオデュルセ、リビングストン、プエルトバリオス
リオデュルセはグアテマラで一番大きいイサバル湖とデュルセ川の間にある街でグアテマラシティからティカル遺跡に行く際の中間地点でもあります。リオデュルセからリビングストンまでは約2時間の観光ボートがあり観光ポイントを周遊しながら楽しめます。またサンフェリペ城塞には大砲や拷問部屋などがあります。リオデュルセから約1時間の所にフィンカパライソという熱湯の滝が落ちている所があります。滝の上では天然温泉、滝の下には冷たい川が流れていてドクターフィッシュが集まってきて楽しめます。滝と言っても数メートルのものです。またココナッツスープの中に魚介類がたっぷり入っているタパードという料理がお勧めです。
アクセス
アンティグアからはシャトルバスとリテグア社という長距離バスで行くのが便利です。フローレスからはフエンテデルノルテ社など数社グアテマラシティ行きのバスに乗り途中下車します。リオデュルセ行きもあります。ベリーズからはプンタゴルダという街からリビングストン行きが出ているので、リビングストンで入国手続きをして観光ボートでリオデュルセまで来ることができます。もしくは、リビングストンからローカル高速ボートでプエルトバリオスまで移動し、そこからローカルバスでリオデュルセまでも来ることが可能です。ちなみにプエルトバリオスからリテグア社がグアテマラシティ、もしくはアンティグアまでバスを運行しています。
シェラ、スニル、アルモロンガ、モモステナンゴ
シェラはグアテマラ第2の都市でケツアルテナンゴの別名です。標高が約2300mと比較的高く年間通しての気温も低めです。周辺にはチカバル火山(写真右下)、サンチアギート火山、サンタマリア火山など活火山があり、近郊のスニルという街では温泉が有名です。スニルで有名なフエンテス・へオヒーナスという温泉場(写真右上)にはいくつもの温泉があり、宿泊することのできるバンガローなどもあります。お勧めは宿泊して夜間温泉のほとんど貸切として使うことです。
シェラを含めて周辺も街では先住民色が強く民族衣装が美しいです。アルモロンガの市場やモモステナンゴの毛布などが有名です。
アクセス
アンティグアからはシャトルバスですとパナハッチェル経由(もしくは近くの国道経由)で毎日1、2便運行されています。アンティグア発でメキシコのサンクリストバルデラスカサス行きに乗りシェラで途中下車する便となります。所要は約3時間半です。国道がかなり整備されたのでカーブは多いですが比較的快適になりました。一般の長距離バスですとアンティグアからチマルテナンゴまで45分で行きそこからシェラ行きを国道沿いでバスを止めて乗車することになります。途中から乗るため満席の場合もあるので時間の余裕があるときに利用するのが賢明です。
サンクリストバルデラスカサス、ウエウエテナンゴからはパナハッチェル、もしくはアンティグア行きのシャトルバスに乗り途中で降りるルートになります。
グアテマラシティー、カミナルフユ遺跡
グアテマラマラシティーはグアテマラの首都でほとんどの国際線が就航する国際空港があります。旅行者が多く利用する長距離バスの発着所やイミグレーションなどがあります。観光ポイントとしては国家宮殿、教会がある地域があります。治安のよくないZONA1に位置していていますが、近年グアテマラ市が改善策として警察などを配置した歩行者天国やメトロバスの運行などで比較的行きやすくなりました。また空港近くには国立考古学博物館やZONA10にはイクシェル民族衣装博物館などがあります。
日本の援助が入ったカミナルフユ遺跡もグアテマラシティにあります。日本大使館や高級モール、アジア系食材店などもあるのであまり荷物や貴重品を持たずに行動することが望ましいです。
アクセス
アンティグアからはシャトルバスですと渋滞が無い場合で45分かかります。渋滞の場合があるので空港に行かれる方は余裕を持って移動してください。グアテマラ国内各地とローカルバスや隣国への国際バスなどが運行されています。
ウエウエテナンゴ
ウエウエテナンゴ県(HUEHUETENANGO)には男性の民族衣装が美しいトドス・サントス・クチュマタン(TODOS SANTOS CUCHUMATAN)という町やウエウエテナンゴ市内にサクレウ遺跡などが有名です。他にもガイドブックに紹介されていない観光地がいくつもあります。そこで一番お勧めなのはセノーテ カンデラリア(CENOTE CANDELARIA,写真右1番目)です。ウエウエテナンゴからラメシージャ(LA MESILLA)の国境を目指し、途中カモハ(CAMOJA)という分岐点でネントン(NENTON)という町に向かいます。そこからはできれば4WDの車でセノーテ カンデラリアに行くことになります。
またトドス・サントス・クチュマタンに向かう途中Juan Dieguez Olaverriの展望台(写真右真ん中)があり眺めは抜群に素晴らしいです。展望台にはカフェ・レストランが併設されています。
またハカルテナンゴ(JACALTENANGO)という町にリオ・アスル(RIO AZUL、写真右下)という水色のきれいな川があります。近くには滝やキャンプ場などあります。
アクセス
アンティグアからはシャトルバスですとメキシコのサンクリストバル行きに乗り途中で降りる形となります。もしくは一般のバスですとグアテマラシティーから出ているウエウエテナンゴ行きやメシージャ行きの長距離バスに途中のサンルーカスやチマルテナンゴから乗車する方法もあります。